8セル化

ウォーターバギー ジャンガランの「8セル化」について紹介します。

購入後の感想でも述べたのですが、段差登り時はもう少しトルクがほしいです。
トルクを増やすには、
・モーター交換
・ギヤ比をローギヤに変更
・電池増設
の3つのパターンがあります。

今回は電池増設でチャンジします。
電池増設にした理由は、
・電池ボックスは簡単に入手できる
・改造自体も簡単なこと(と思っていたら、実際はとても面倒な作業でしたw)
・管理人はエネループ8本同時購入で所持してること。
 (ジャンガラン6本仕様なので2本余る。出来れば、均等に使用して、同じように痛んでほしい。)

増設する電池ボックスの置き場所は、シート後方に決定しました。
トイラジのモントラ系は、電池ボックスの置き場所が見つかりやすいので助かります。

用意した電池ボックスは、単三×2本型です。
管理人は手元に余ってた電池ボックスを使用しました。
単三×2本型の電池ボックスは、一般的な電池ボックスなので、
ネットを使わずとも、ホームセンターで見つかると思います。(ケーヨーデイツー コーナンなど)

タイヤを外して、電池ボックスを仮設置すると、こんな感じです。

驚きの2層構造
ボディと上部カバーを外しても、まだ基板が見えない仕様です。
2層構造で防水になっているのですね。
余計な隙間がないため、増設用電池ボックスの配線は通しにくい感じがします。

上2本=ステアリングと前後進用の配線
左中央=アンテナ
下1本=前後進用の配線
となっています。

アンテナはモーター配線にぐるぐる巻きになっています。これでいいの?
アンテナを伸ばしたい方は、リアの前後進用の配線用の隙間から、
一旦外に出して、ボディのタイヤ取り付けのネジ穴を利用する方法が定番になりそう。

基板に対しての防水が凄い。
基板に向かう配線は、パッキンやホットボンドなどで防水する意識が凄いです。
管理人視点だと、「増設用電池ボックスの配線ルートをどうしよう?どこかに穴を開けないと!」という感じです。

基板が凄く見づらい。
上部カバーを外しても、ジャンガランは中部カバーがあり、
ステアと前後進の配線は中部カバーを通ってるため、
基板の両面を見たいなら、配線を外す必要があります。

基板側の配線を外そうとしても、中部カバーをあるため、作業が非常にやりにくいです。
最悪、何かの配線の被覆を焼いてしまいそうです。
配線を外さず、基板の両面を見たいなら、
フロント側のボックスやリア側のボックスを分解して、
そちら側のモーターを自由に動かせる状態にする必要があります。

ステア周辺分解
・遠心クラッチか確認したい
・ステア周辺を見たい
・基板の両面を見たい
という理由で、分解することにしました。

電池増設とステア周辺の確認は重要なことです。
電池を増設すると、電力が増える。
電力が増えると、モーターがより良く回る。
モーターが良く回ると、ステア周辺パーツの負荷が増える。
負荷が増えると、パーツが欠けたり、折れたりします。

なので、電池を積めるだけ増設すれば良いという訳にはいかないのです。
遠心クラッチは、過剰な負荷が逃げやすいシステムのため、
電池増設には向いているシステムです。
反面、モーターの動力が伝わりにくい面もあります。

分解してみると、やっぱり遠心クラッチ方式でした。

ついでに述べるなら、ステアボックスの中にはギヤがいっぱいありました。
トイラジで、このギヤの数は初めてです。
管理人は大きめサイズのトイラジは所持していないので、ちょっとびっくりしましたw

ついでにサーボセイバーも撮影。
見た目は、1/10サーボセイバーっぽいですね。

前後進用モーターボックスも分解
「基板側にポリスイッチが無かったので、こちら側にあるのかな?」と、
思いながら分解したのですが、こちら側にも無かったです。
速度が遅くなるマイクロインダクタも無さそうですね。
モーターに付いている茶色の物は、ノイズキラーコンデンサーと思われます。
余計なコンデンサーは無いため、悩まされることはなく、
遠慮なく走行できることを確認できました。
モーターの大きさは、260クラスモーターと思われます。

モーターボックスのギヤ側も撮影
途中、ギヤが散乱して、元通りにするのが大変でしたw

増設用電池ボックス行きの配線延長完了。

配線作業の詳細
基板に付いている電池6本ボックス行きの黒い配線を外します。(基板側を外す)
電池6本ボックスの黒い配線に、購入した赤い配線を付けて、配線延長。
基板には、配線がない状態なので、購入した黒い配線を取り付け。
上記の作業が終わったら、増設電池ボックスを仮付けして、テスターで電圧を測定。
きっちり電池8本分の電圧があるか確認。
電池8本分の電圧がない場合は、配線の接続の仕方がおかしいので、
電圧を測ることは、とても重要です。

配線は下記の商品を使用しました。
エーモン【E535】配線コード AVS0.50sq/長さ:5m  ←赤色です。
エーモン【E536】配線コード AVS0.50sq/長さ:5m  ←黒色です。

さて、増設電池ボックス行きの配線ですが、
通すルートが無いので、穴を開けることにしました。
穴はリューターで開けました。
管理人はピンバイスを所持していないので、手元のリューターを使用しました。
管理人は、穴あけの工具に対する知識が全くないので、
お手数ですが、ご自身で調べてほしいです。
そして、配線と通し穴の隙間は、ホットボンド(グルーガン)で塞ぎました。

ついでにアンテナも交換。
↑上記の画像中央の穴から出て、グルグル回って立ててる黒い配線がアンテナです。
後日、アンテナを外に出すかもしれないので、長めの配線にしています。
今回は購入時のように、上部カバーと中部カバーの間に配置します。
配線と通し穴の隙間は、ホットボンド(グルーガン)で塞ぎました。
配線は上記で紹介してる配線を使用しています。

配線と増設用電池ボックスを繋ぎました。
配線の連結部には収縮チューブを使用しました。(ショート防止のためです)

電池ボックスは、100円ショップダイソーの「両面テープ付き 面ファスナー」で固定しました。
(今は、面ファスナーというのですね。管理人はマジックテープで覚えていました。)
これなら、電池ボックスを稼動させることができるので、電池の取り外しも簡単と思います。
問題発生したら、「ニトムズ製 はがせる両面テープ」にするつもりです。
最後は、ボディ&上部カバーをネジ留めして、この一連の作業は終わりです。

では、テスト走行。そして、問題発生。
室内で2m位離れると、車体がプルプル震えて、まともに動作しません。
こういう場合は、3つの可能性があります。
@電池切れ。
Aアンテナにノイズが乗っている。
Bアンテナ線を取り付ける基板のパターンが剥がれている。

まずは、電池の電圧を測定しました。
電池8本の電圧は、各1.26〜1.28Vでした。
なので、電池は問題なしのはず。

アンテナにノイズが乗っている可能性もあるので、
アンテナを適当に外に出して、室内走行しました。
症状は治まりました。
ということは、アンテナにノイズが乗っていただけですね。
アンテナは外出しのほうが良さそうですね。

次は、完成をイメージして、
アンテナは後方の前後駆動系モーター配線と同じ隙間から出しました。
これも成功。
しかし、この後はどうしよう。
アンテナは、後日と考えていたので、アンテナなんて購入してないよw
仕方ないので、今回は適当に車体にグルグル巻きにしますw

8セルの速度チェックをして、再度走行テスト開始。
室内で15分ほど段差登りなどで遊びましたが、問題なし!
8セルのため、全体的にトルクが上がっています。
特に、ステアのトルクが向上したと実感しました。
購入時の6セルでは、停止状態でステアを切っても、あまりステアが切れませんでした。
8セル時では、遠心クラッチと思えないほど、良くステアを切れるようになりました。
前後進のトルクも、向上しています。
きつい段差も登りやすくなっています。ですが、簡単には登ることはできません。
管理人的には「簡単に登る」が理想だったので、ちょっと残念です。
でも、現状の性能には不満はないです。 楽しむ程度のトルクは十分あります。
8セルにして思ったのですが、「最初から8セル仕様で発売すれば良かったのに」と思いました。
ジャンガランは走破性があり、他のラジコンとは少し違う楽しみ方が出来るので楽しいです!

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