ブラシレスモーター&アンプ@

HPI製 MINI RECON (ミニリーコン) の「ブラシレスモーター&アンプ@」について紹介します。

轟魁はブラシモーターで最速を目指していましたが、
ミニリーコンはブラシレスモーターで最速を目指します。
購入したのは、

ホビーウイング製 EZRUN ブラシレスコンボ 1/16 1/18 」です。
モーター=EZRUN-2030 5200KV
アンプ =EZRUN-25A-L BEC内蔵1.5A/6V
プログラムカード付き。
 
・管理人がこのセットを購入した理由  
ミニラジ仕様のブラシレスは基本センサーレス仕様です。
センサーレスの場合、0発進時のノッキング現象が有名です。
しかし、ホビーウイングのEZRUNシリーズは、
「ほとんどノッキングが気にならない。」ことが、有名でしたのでホビーウイング製を購入しました。

バッテリー用コネクタがミニ・タミヤコネクタだったのですが、
ミニリーコンの純正バッテリーコネクタと互換性があったので、
コネクタを変更しなくても購入時の動作確認が出来ました。

動作確認後、ミニ・タミヤコネクタは2Pコネクタに変更しました。

さぁ、モーターをシャーシに取り付けようと思ったら問題発生!
なんと、モーターの取り付け穴とミニリーコンのモーターマウントに
互換性がないことに気づきました。

モーターの取り付け穴=16mm 14mm 12.4mm の3パターン
ミニリーコンのモーターマウントの取り付け穴=17mm の1パターン
「あ〜、やっちゃいました・・・。」
取り付け穴のことを確認せずに購入した結果がこれです。
と言うか、モーターの大きさ自体、違うじゃん!

「さて、何を購入するか?」悩みました。
@再度フルセットを購入。
Aモーターだけ別途購入。
フルセットを購入するなら、
★OPTION No.1(オプションNo.1)/Surprise
タムテックギヤ・スペシャル・ブラシレスシステム (KV5500/インナーローター)

で決まりですが、セッティングカードも購入すると1万円位になりそうです。
これは厳しい出費になりそうです。

そうなると、モーター別途購入です。
理想のモーターは、インナーローターで回転数5000KV前後です。
OPTION No.1のモーターが理想的なモーターですが、
単品販売されていないので購入を断念しました。で、探しに探した結果、

TURNIGY製 XK2430-5800KV Brushless Inrunner」を購入しました。
ヤフオクで1.980円(送料別)でした。安い!

取り付け完了!
今度は大きさを確認して購入したので、綺麗に取り付けできました!(もちろん未加工です。)
このシャーシで初めてのブラシレスなので、入念にバックラッシュを確認して取り付けました。

次はブラシレスアンプのセットアップです。
アンプを正常に機能させるにはセットアップが必須となります。
(セットアップしなくても動きますが、セットアップすることをお勧めします。)

・EZRUNのアンプのセットアップの手順
@プロポのスロットルトリムを中央にする。
 (プロポに「TH」と刻印されているツマミをセンターにするということです。)
Aプロポの電源をON。
Bアンプのセットキー(赤いボタン)を押しながら、アンプの電源を入れる。
Cプロポの前後進のスロットルをニュートラルにする。(何も操作していない状態。)
Dアンプのセットキー(赤いボタン)を押すと、緑のLEDが1回光り、ビーブ音が1回鳴る。
Eプロポの前後進スロットルをフルスロットル状態のまま、
アンプのセットキー(赤いボタン)を押すと、緑のLEDが2回光り、ビーブ音が2回鳴る。
Fプロポの前後進スロットルをフルブレーキ(後進側)状態のまま、
アンプのセットキー(赤いボタン)を押すと、緑のLEDが3回光り、ビーブ音が3回鳴る。
G車体側の電源を切る。
Hプロポの電源を切る。
これでセットアップは完了です!

このブラシレスアンプは、通常走行時のアンプスイッチONの起動音はありません。
無音です。起動音があるブラシレスアンプを所有してる方には違和感があるかもしれません。

バッテリーカバーは常時を外すことにしました。
バッテリーカバーを外すと、走行中にバッテリーがシャーシから外れると思うので、

100円ショップ・ダイソーで販売してる「ピタッ!とバンド」を用意。

シャーシ側とバッテリー側に貼り付けました。

さぁ、取り付けも終わったので、ブラシレスアンプの各部セッティング調整。

速度チェーック!
「51キロ」。
素敵な速度が出ています。
ちなみにノーマルの速度は「35キロ」です。

では、屋外走行開始!
「動いた〜!」と思ったのも束の間で数分後に異常発生。
「レスポンスがおかしい!」
スロットル操作後、ワンテンポ置いてから発進する。
そして、徐々に速度低下。
「なんだこれ!?バッテリーの消耗が激しいのか?」

そのまま走行を続けると、ブラシレスの回転音と速度が比例していないことに気づきました。
ブラシレスモーターは「キュイーーン!」と回転してるのに速度はトロトロ。
「もしかして、ピニオンギヤのイモネジが外れている!?しっかり留めたはずだが・・・。」
しまいには速度が数キロまでダウン!
「まだ数分しか走行していないぞ〜」と思いながら、撤収することになりました。

少し話が変わりますが、
ブラシレスセンサーレスのノッキング現象はないように感じました。

帰宅後、シャーシ分解。
まず、ピニオンギヤのチェック。めっちゃしっかり固定されています。
「じゃ、原因はなんだ?」と思い、リアタイヤを廻してみました。
すると、めっちゃ渋くなっていました。
そして、ボールデフなのに左右のタイヤが逆回転しません。
ソリッドギヤ(デフロック)のように左右のタイヤが同じ方向に廻ります。
手で強引に逆回転させようとしても、逆には廻りません。

「リアのデフが故障してるのか?」と思い、リアデフを外しました。
ついでにフロントタイヤも廻して、デフの確認すると、
フロントもソリッドギヤ(デフロック)状態になってました。

左=フロントのボールデフ     右=リアのボールデフ
ボールデフを確認。
すると、フロント側はギヤ自体がケバ立った状態になってました。

画像で見ると、ギヤにグリスがついてるように見えますが、
これはグリスではなく、ギヤの歯がケバ立っているだけです。
センターシャフトに取り付けるベベルギヤもケバ立っています。

ボールデフを分解すると、更なる事態が発生してることに気づきました。
ボールが入っているスパーギヤのスルーホールが溶け、ボールと融着していました。
(前後のボールデフとも融着状態)そのため、デフロックになっていたようです。

数分間の走行で修理代は1800×2=3.600円です。
この出費は痛いです。(※他のパーツはノーダメージ。)
そして一番厄介なのは原因究明です。
妥当に考えるなら、ブラシレスモーターの回転数(5800kV)ですが、
たまたまブラシレスを搭載した時に、他の原因でボールデフが壊れたとも考えることが出来ます。

「同じような経験をしてる他の方が居るかも!?」と思い、
ネットで検索しましたが、見つかりませんでした。

分解時、石の混入も考え、デフボックスをティッシュで拭きましたが石はありませんでした。
現在は前後のデフを外した状態なので、タイヤはスムーズに廻っています。
なので、アクスルやベアリングが原因ではなさそうです。
やっぱり原因はブラシレスモーター?

現状の考え
ミニリーコンで安全策を取るなら、
・ブラシレスモーター4000回転代 or 純正ノーマルモーター
・リポバッテリー
位で抑えるのが良いのかな〜と思いました。※あくまで推測です。
しかし、これだとノーマルより、ちょっとパワーアップ程度なので面白みに欠けます。

ミニリーコンを修理して、
再度ブラシレス(5800KV)にチャレンジすることも考えましたが、
修理直後に即故障は困るのでブラシレスは轟魁に託すことにします。

-----後日記載------
ミニリーコン修理しました。
修理箇所は前後ボールデフ&前後ベベルギヤ交換しました。
交換パーツ=「HPI製 デフギヤセット 型番=105509 」×2個
そしてモーターとバッテリーはノーマルに戻しました。
その後、バッテリー1パック走行しました。
何の問題もなく走行終了。
こうなってくると、ボールデフ故障の原因はブラシレスモーターとしか思えなくなってきました。
みなさんのミニリーコンとブラシレスの相性はいかがでしょうか?

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