トルクツイスト対策

ウイリーキングの
「トルクツイスト対策」について紹介します。
トルクツイストとは、車体の「ねじれ現象」です。ウイキン・タミヤのCR-01などの「1モーター2ドライブシャフト」の車体によく見かける現象です。動画を撮りましたので、ウイキンのトルクツイストをご覧ください。

上記のようにウイキンでは、右リア後輪が沈み、左フロントが浮きます。
今回は分かりやすく壁を利用しましたが、平面でスロットルを開いても同じ現象が発生します。そのため、段差超えでは車体がひっくり返る原因にもなります。クローリング車としては致命的です。管理人はクローリングをしませんが、アクセルを開くたび発生するトルクツイストは煩わしいです。そのため、トルクツイストについて検索しました。どうやら、リンクの位置を変更すると良いらしいです。

↑ 改造前 ↑
ウイキンの裏側(リア側)を撮影しました。
ど真ん中の太いシャフトはモーターの動力をタイヤに伝えるユニバーサルセンタードライブシャフトです。ユニバーサルセンタードライブシャフトの向こう側にある英語の「V」の形の物はアッパーリンクです。そして、ユニバーサルセンタードライブシャフトの横にある「I I」の形の物はロアリンクです。現在、2つのリンクの形は「IVI」になっています。

↑ 完成イメージ ↑
その2つのリンクを「/V\」の形にすると(通称=AVリンク)、トルクツイストが収まるらしいので試してみます。
パーツを集めました。
ネジM3×65mm(ステンレス製)
ナイロンナットM3(ステンレス製)
ナットM3(黒メッキステンレス製)

完成しました。
ロアリンクを斜めに取り付けるため、ホイールベースは前後併せて約10mm短くなります。

M3×65のネジに
ナイロンナット・黒ステンスレスナット・ポールエンド・黒ステンスレスナット・ポールエンド・黒ステンスレスナット・ナイロンナットの順番通りに通します。ネジ止めはステンスレスナット・ナイロンナットの順番で止めました。(ネジ止めのステンスレスナットは地元で購入しました。)

↑ 車体左側 ↑

↑ 車体右側 ↑
この改造は、シャーシの加工など一切なく簡単です。
むしろ、改造方法の発想やネジ&ナット探しの方が苦労しました。

では、トルクツイスト対策をおこなった動画をご覧ください。
感想は「ガーン、変化なし!(悲)」です。最初の壁動画と比較しても変化なしです。AVリンク化の仕方が間違ってる?前後デフロックしてないせい?ドゥループにしてないせい?サスペンションが柔ら過ぎるせい?ホイールにウエイトを入れてないせい?原因を考えると色々ありそうです。AVリンク化だけでトルクツイストがなくなると思ってただけに残念な結果です・・・。

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