モーター交換@

ドリフトパッケージライトの(以後ドリパケライト)モーター交換@について紹介します。

モーター交換を始める前にノーマルモーターの速度チェック!

電池=
サンヨー製 ニッケル水素充電池「NI−MH1000」
タイヤ=
京商製ハイグリップタイヤ20°
測定器= 
タミヤ製ミニ四駆スピードチェッカー

速度は「9キロ」です。
ノーマルモーターなのに結構速いです。3セル(電池3本)は凄いですね。

では、
基板のトランジスタをチェックして、おおよその搭載可能モーターを推測しながら、モーター交換をおこないます。

基板上部カバーの取り外しにかかります。
基板上部カバーのネジ穴は「△」の形をしてます。珍しい形です。カバー開封防止のためでしょうか?専用のドライバーが必要?と、いう感じもしますが実際はマイナスドライバーでもネジは廻ります。このためだけに「△ドライバー」を購入するつもりはないので管理人はマイナスドライバーでネジを外しました。

※「△ネジ」は小さいため、管理人のカメラでは綺麗に撮影できませんでした。そのため、「△ネジ」の画像はありません。

トランジスタ発見!
いつもながらの小さめサイズです。トランジスタの位置を分かりやすいように赤色で囲ってみました。

Q10とQ11のトランジスタの型番は、
B772S」です。
Q12とQ13トランジスタの型番は、
D882S」です。

性能を調べて見ると、
各Ic=「3A」でした。
・Ic=「3A」
・シャーシが「四駆」
上記のことを含め、
今までの経験から搭載可能モーターを推測すると、
・タミヤ製 トルクチューンモーター
・タミヤ製 アトミックチューンモーター
って、ところでしょうか?
もしかすると、予想は大ハズレでトルクチューンすら搭載不可能かも!?とりあえず試してみます。


まず一発目、
「タミヤ製 トルクチューンモーター」です。
「10キロ」オーバーを目指します!

おぉ、見事に「10キロ」オーバー。「11キロ」表示です!
では、実走行。「凄く加速がいい!」と思ったのも、つかの間、問題発生です。「ノーコン」です。正確に言うなら、「チャタリング」です。

ノーマルモーターの発進時の音が
「キュイーーーン」とするならトルクチューンは「キュ、キュ、キュイーーーン」と鳴ります。送信機のアクセルレバーを1度も離していないのに、2.3回入れ直したような発進になります。また、発進時のみならず、走行中なら不定期で起こります。

そして、
純正ステリングモーターを使用してるのにステアリングにも影響が出ています。ハンドルを切ってるにも関らず、不定期で一瞬ニュートラルに戻ったりします。言い方を換えると「ガチャガチャ・ステアリング」もしくは、「ブルブル・ステアリング」とでも、言うのでしょうか。とても、操作する気になれません。走行は3分で終了。

とりあえず、次のモーター、
「タミヤ製 アトミックチューンモーター」を試します。

速度は「11キロ」です。
アトミックチューンの方が速くて当たり前なのに、トルクチューンと同じ速度です。この結果を考えると、ドリパケライトの基板はアトミックチューンに対応できていない!?それとも、スピードチェッカー上では速度の違いが出ないだけ!?

一応、走行チェックもしました。
トルクチューンと同じく、「チャタリング」。こちらもすぐ、走行を辞めました。「チャタリング」の原因を調べるため、一度ノーマルモーターに戻しました。すると、「チャタリング」がなくなりました。「チャタリング」の原因は、「トルクチューン&アトミックチューン」だと、断定できました。

二つとも新品だったことを考慮すると、
「トルクチューン&アトミックチューン」が不良品ということではなく、おそらくトランジスタの容量不足と推測できます。

現在、
「京商製ハイグリップタイヤ20°」を装着しています。ふと、思ったのですが、「ドリパケライトのドリフトタイヤに戻したら、どうなるのかな?」と思い、モーターも再度トルクチューンに交換して10分間の走行実験をしました。

モーター =
トルクチューン
タイヤ=
ドリパケライトドリフトタイヤ
電池=
サンヨー製 ニッケル水素充電池「NI−MH1000」
走行場所=フローリング
車体上部カバー=外してる状態

結果、
「チャタリング」が消えることはありませんでした。まぁ、予想通りです。しかし、おもしろい結果もでました。それは「チャタリング」を実感しくにいことです。

グリップ走行の場合、
「チャタリング」が発生して、一瞬でもアクセルが抜けるとスピードダウンを確認できます。しかし、ドリフト走行の場合、一瞬アクセルが抜けても元々滑ってる走行のため、注意深く観察しないと、「チャタリング」は分かりません。

・トランジスタについて。
トランジスタの発熱チェックのため、10分間の連続走行をしました。ノーマルモーターの場合 走行後、常温のままでした。トルクチューンの場合、少し温かい40度位でした。


・最終報告
トルクチューンは
基板が焼けることなく、若干のスピードUP可能です。ただし、スピードUPと引き換えに「チャタリング」が発生。個人的な意見ですが、「チャタリング」が発生するこの改造は好きになれません。「チャタリング」は、大容量のトランジスタに交換すると、解決するかもしれませんね・・!?

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ここからは後日記載です。
トランジスタ交換後、パワーダッシュモーターを搭載した場合、チャタリングは発生しませんでした。

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