トランジスタ交換

ドリフトパッケージライトの(以後ドリパケライト)トランジスタ交換について紹介します。

まず、おさらいとして、
純正のトランジスタチェック!わかりやすくするため、赤色で囲ってみました。

(↑拡大図です。↑)
全てのトランジスタの刻印は
車体左側に向いています。正確に述べるなら「Q11」のみ、「左後ろ側」を向いています。ネジ穴の関係上、このような仕様になっています。

各トランジスタの型番は、
Q10=「B772S」
Q11=「B772S」
Q12=「D882S」
Q13=「D882S」です。

そして、トランジスタをネットで検索すると、
「B772S」は、PNP型トランジスタ
「D882S」は、NPN型トランジスタ
と、わかりました。「Ic」は両方「3A」です。

次は、純正トランジスタ外しです。
3本の足を同時に熱すると外れます。トランジスタ外し完了!

上段左=B772S   上段右=D882S
下段左=2SA2169   下段右=2SC6017
一つのトランジスタに3つの足が付いています。
それぞれ意味があります。PDFファイルで足の意味を確認します。
・Q10.11=「B772S
・Q12.13=「D882S
E=エミッタ
C=コレクタ
B=ベースになります。

では、
新しいトランジスタの取付準備です。用意したのはこちら、
サンヨー製
2SA2169」と「2SC6017」です。
購入先は
ELISshop(エリスショップ)です。

新旧、大きさの比較のため純正トランジスタも撮影しました。

トランジスタの簡単な説明をすると
@「2SA2169」は、
・PNP型トランジスタ
・Ic=10Aです。
・そして、表面には「A2169 5H」と刻印されています。
A「2SC6017」は、
・NPN型トランジスタ
・Ic=10Aです。
・そして、表面には「C6017 5H」と刻印されています。
「Ic」は両方とも純正トランジスタの約3.3倍!凄いです!

PDFファイルで足の向きの確認です。
どうやら、純正トランジスタとは足の生え方が逆みたいです。

今までの情報を整理すると、
Q10.11には、「2SA2169」
Q12.13には、「2SC6017」を付け、
トランジスタの刻印の向きは右向きに変わります。


次は
トランジスタの仮留めです。
仮留めの目的は2つ。
@Q10〜13の役割チェック!
前進用トランジスタ?それとも後進用トランジスタ?

組み合わせた結果、下記のことが分かりました。
Q10=前進用トランジスタ
Q11=後進用トランジスタ
Q12=前進用トランジスタ
Q13=後進用トランジスタ

Aトランジスタと基板上部カバーの干渉チェック!
トランジスタ仮留め後、トランジスタの高さを調べると「約8mm」ありました。基板上部カバーとの干渉チェック、干渉なし!綺麗にカバー閉じれました!

( ↑ @ドリパケライト純正タイヤ↑)

(↑A京商製ハイグリップタイヤ20°↑)
次は速度チェック!
・仕様
モーター=
タミヤ製 トルクチューンモーター
電池=
サンヨー製 ニッケル水素充電池「NI−MH1000」
配線=配線効率化@
測定器=タミヤ製ミニ四駆スピードチェッカー
タイヤ= 
@ドリパケライト純正タイヤ
A京商製ハイグリップタイヤ20°

純正タイヤは「13キロ」、
ハイグリップタイヤは「12キロ」でした。

純正タイヤの「13キロ」は驚きました。
ハイグリップタイヤで数回試しましたが「13キロ」は出ませんでした。!

純正タイヤは
スピードチェッカーのローラー上を滑りながら速度チェックしてるような感じです。ハイグリップタイヤは、しっかり、ローラーを廻しながら、速度チェックしてるような感じです。走行の違いが速度の差だと思います。

トランジスタ交換、無事完了。
高回転モーター換装準備万端です。次回のモーター交換が楽しみです!

----ここからは後日追記です。----
当HPの「板ブラシ&カーボンブラシ」や「130モーターの種類&基板が焼ける原因」も閲覧してもらえるとトランジスタについて、より理解が深まると思います。

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