配線効率化@

ドリフトパッケージライトの(以後ドリパケライト)「配線効率化@」について紹介します。

チャタリングのことで基板を眺めてると、
「基板の下はどうなってんの?」と思い、基板を外してみることにしました。

基板は「四点止め」で留まっています。
黄色の丸で囲ったネジ2箇所
赤色の丸で囲ったハンダ2箇所
(端子の穴の番号 C+1とA-1)

ハンダ2箇所のことですが、
シャーシから細いハリガネが延びてきています。そのハリガネは基板を貫通してハンダされています。ハリガネの使用経緯が不明のため、「基板を固定するのにハリガネ&ハンダを使わなくてもいいのにな〜」と、思いました。「いっその事、ハリガネを切断したら、簡単に基板取れるやん!」と考えました。が、一応ハンダを綺麗に除去することにしました。のちに、この判断にして良かったと思うできごとがあります。

さて、基板を取ってみると、
もう一つ、基板がでてきました。「H」の形をしてます。どうやら、このH基板にステアリング&駆動系のモーターブラシを接触させて送電してるみたいです。

そして、ハリガネは
重要な役割を果たしてることが分かりました。なんと、このハリガネ、電源供給用の配線だったのです!電池ボックスにある「+」と「-」の両端のハリガネがそのまま基板まで延びていたのです。もし、ハリガネを切断していたら、大変なことになっていました。

「C+1」は、電源(+)
「A−1」は、電源(−)
と、わかりました。

・配線ルート
基板C+1(電源+)→車体左側電池→黒い配線→
車体右上部電池→橙色配線→車体右下部電池(−)→
基板A-1(電源−)

配線ルートの色を一部「黄色」にしました。
画像では「黒色の配線」の場所が分かりにくいためです。「黄色の線」の左横に「黒い配線」があり、絶縁カバーが掛かっているため、太くなっています。触ってみると、絶縁カバー内に小さな物体があります。カバー取ってみました。

(↑マイクロインダクタ↑)
すると、中から「マイクロインダクタ」が出てきました。
電源に「ノイズ対策」とは凄いですね。電源の「渡り配線」の途中に電子部品を入れてる車体を初めて見ました。しかし、この「マイクロインダクタ」、電源出力の抵抗になっているのでは?と、思いました。一度、普通の配線に交換してみることにしました。

使用する配線は、
エーモン製 配線コード 太さ0.50sqです。価格は200円位です。

「マイクロインダクタ」を外す前に
デジタルテスターで電圧チェック!結果、「4.24V」です。
配線交換終了、再度電圧チェック!結果、「4.25V」です。
ほとんどいっしょです。もしかして、無駄な交換だった?と思いつつ、基板の取り付けも完了しました。

(↑ノーマルモーター↑)
では、速度チェック。
電池=
サンヨー製 ニッケル水素充電池「NI−MH1000」
タイヤ=
京商製ハイグリップタイヤ20°
測定器= 
タミヤ製ミニ四駆スピードチェッカー

まずはノーマルモーターです。
「9キロ」です。配線交換前と同じ結果です。雲行きが怪しくなってきました。

(↑トルクチューン↑)
次は、
タミヤ製 トルクチューンモーター(以後トルクチューン)です。
速度は「12キロ」です。配線交換前より、「1キロ」UPです。ただし、配線交換前でもまれに「12キロ」出ていたので誤差範囲と考えるのが妥当だと思います。両方のモーターで実走してみました。配線交換前との違いが分かりませんでした。トルクチューンは相変わらず、「チャタリング」しています。

トルクチューンでは、
「マイクロインダクタ」から「普通の配線」に交換する改造は、「ほぼ効果なし」みたいですね。それとも、一箇所だけではなく他の場所の配線も交換すると、速度UP可能?謎です!?

現在時点で
推測できることは「マイクロインダクタ」を除去したため、ノイズの影響を受けやすい車体になったと思います。しかし、トランジスタを交換して、タミヤ製 ハイパーダッシュ2モーターやパワーダッシュモーターなどに交換できた場合は「配線効率化」の恩恵を受けることが可能かもしれませんね!?

・最後に。
誤差程度しか速度UPを果たせていないのにタイトルに「配線効率化」と記述するのは間違ってるような気もしましたが、「配線効率化」を目指した改造ということで、タイトルはこのまま「配線効率化」でUPさせてもらいます。

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