フルベアリング仕様

ストリートジャム製 轟魁の
「フルベアリング仕様」について紹介します。

この頃、フロントのタイヤホイールのガタが凄いです!
「ホイールナット、外れかけているのでは?」と思うくらい酷い状態です。
特に右フロントが酷いです。
リアとフロント、左フロントと右フロントを比較すると、メタルの消耗の差に気づきました。
メタルの消耗によって、メタルとアクスルに隙間が生じて、ガタダタになってるようです。

上記2枚の画像をご覧ください。(2枚とも、ステアは最大に切ってる状態です。)
1枚目はメタルとアクスルの淵同士がぴったり付いていますが、
2枚目はメタルとアクスルの淵が離れています。
隙間があるため、アクスルがガタガタ揺れて、ステアの直進も維持しにくい状態になっています。

これを直すには、メタルの交換が良さそうですが、
再発するのは明らかですので、ベアリングを購入して様子を見ます。

「ナックルのメタルをベアリングに交換するなら、
デフ&センターシャフト周りもベアリングに交換して、フルベア化した方が良いのでは?」と思い、
デフ&センターシャフト周りを覗いてみました。

※フルベア化とは「フル・ベアリング化」の略称です。
 全てのメタルをベアリングに変更することです。

どうやら、デフ&センターシャフト周りは最初からベアリング仕様でした。
画像はありませんが、フロントもベアリング仕様と確認済みです。

ナックル取り外し。
ナックルを取り外すと、2種類のメタルが現れました。
小さい方が外側、大きい方が内側となっています。

左=正常なメタル   右=削れたメタル
大きいメタルを2つ取り外して比較しました。
比較すると一目瞭然ですね。
画像で見ると「削れてる!」というより、「右のメタルに違和感を感じる」という所でしょうか。

ベアリングに交換するには、まず大きさを調査しなければなりません。
・小さい方
幅=3mm 外径=8mm 内径=4mm 
・大きい方
幅=3.5mm 外径=12mm 内径=8mm 

名称で述べると、
小さい方=840zz(メタルシールド仕様=普通のベアリングのことです。)
大きい方=1280zz(メタルシールド仕様=普通のベアリングのことです。)
となります。

そして、ナックルは4つあるのでフルベア化には、
840ZZ  ×4個
1280ZZ ×4個
必要となります。

ベアリング購入。
840R ×4個
1280R ×4個
取り付け箇所がナックルなので、防塵性を優先してラバーシール仕様にしました。

ベアリング取り付け途中。

リアのスイングシャフトの捻れ。
かなり捻れてます。原因はブラシレスだと思います。
ですが、スイングシャフトは交換せず、このまま使用します。

取り付け完了!
ベアリングとアクスルの隙間が減り、異常なガタはなくなりました。
いつもなら、駆動系を軽くするためにベアリングを購入しますが、
今回はガタを無くすことためにベアリング購入となりました。

これにて、フルベア化は完成です。
この改造は、
・メタルが削れて、ステアリングにガタある方
・駆動系の負荷を軽くしたい方
にお勧めの改造です。

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