デジプロ化A

美致模型 翻斗攀爬?の「デジプロ化A」について紹介します。

パーツが届きましたので、改造を再開します。

まずは、ステアリングモーターボックスを外しました。
ステアリングモーターボックスを外すと、
ステアリングモーターボックス固定用の4本の長いネジ穴が残りました。

次は、完成をイメージしてサーボを載せます。
普通に置いた場合、
サーボサイバーの取り付け箇所と長いネジ穴が接近しています。

サーボをひっくり返すと、良い感じ離れたのですが、
サーボのラベルがひっくり返ってることが気になります。
そして、サーボとステアリングバーの連結箇所は、フロントナックル右側にあるので
(画像では左)、遠くなったことも気になります。

ステアリングモーターボックスの長いネジ穴を切断すれば問題解決ですが、
切断すると二度と元に戻せない・・・。
う〜ん、どうしよう・・。
悩みこと数秒「良し、切断しよう!」
あっさり決定しましたw

切断すると、こんな感じです。
これでトイラジには戻れないので、逆に踏ん切りが付きました。
「デジプロ化に向かって前進あるのみ!失敗しても知らんw」
次は、サーボ周辺の改造です。

サーボ周辺を下記のパーツで組みました。
サーボ SAVOX SC-1251
タミヤ アルミサーボステー(ショート)  OP-596
八幡ねじ なべ小ねじ黒 M3 ×10
光 ユニサンデー(エンビ板)黒 1o EB231-7
タミヤ TT-01 P部品(サーボホーン) SP-1005
タミヤ フッソコート 5mmアルミピロボール (10個) OP-598
タミヤ ローフリクション 5mm アジャスター OP−601
ホーローねじ 15o(20oのほうが良かったかも!?)
タミヤ 6mmアジャスター(16個入) SP-953


エンビ板を使用した理由。
サーボとモーターボックスは両面テープで固定するつもりです。
そのため、エンビ板で接地面積を増やしました。

デジプロ化に伴い、モーターも純正モーターに戻しました。(前後両方とも)

中央にメカ類を搭載するため、突起物を除去して平らにしました。

アンプ設置完了。
当初、中央の平面にアンプ&受信機を設置する予定でしたが、
受信機を設置すると、バッテリー行きの配線の取り回しが窮屈なので、
平面はアンプのみにしました。

管理人的に配線の取り回しは、結構綺麗に出来ました。
しかし、画像で見るとグチャグチャな取り回しに見えます。なぜだろう!?

裏側から見ると、こんな感じです。

次は、サーボを設置しました。
先ほど組み上げたサーボユニットと各部を接続。
そして、サーボユニットとシャーシは、下記の両面テープで固定。
ニトムズ はがせる両面テープ 強力固定用(厚手)15×4 品番=T3960

両面テープなので、前後左右設置位置調整は、とても簡単でした。
あとは、剥がれないことを祈るのみ!
ちなみにサーボだけ持って、シャーシを持ちあげても問題なしw

サーボを搭載すると、一気に完成に近づきました。
画像を見ると、ホビラジにしか見えませんw

あと残すは、受信機とスイッチの設置場所を決めるだけですが、
良い位置が見つかりません。

スイッチを電池ボックスの中に入れると、
ON/OFF時に毎回電池ボックスの蓋を開閉する必要があり、面倒です。

シャーシの外側に付けると、段差昇降時や転倒時に接触して痛みそう。
(※サーボは、この位置しかないので、傷つくのは覚悟しています。)
受信機なんて、もっとガリガリに削れそう…。う〜ん、どうしよう…。
と思っていたら、良い案を閃きました!
これです! 
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

シャーシがダメなら、ボディに付ければいい!
この方法なら、いかなる転倒時でも、メカが痛むことはありません。
受信機は常時逆さ状態なので、受信機内に小石や砂が貯まることもありません。
我ながら、良い方法を閃きました!

とうとう完成しました。

走行テスト前ですが、この時点でかなりの満足度です。

バッテリー搭載画像がなかったので撮影。
バッテリーカバーも、きちんと取り付けできます。

↑これ以上、刺さらない。
車体は完成しましたが、問題発生。
充電器の2Pコネクタ(オス)とリポバッテリーの2Pコネクタ(メス)が接続できません。
そのため、充電できませんw

試しに、充電器の2Pコネクタ(オス)と所持してる他のバッテリー(メス)や変換コネクター(メス)などで接続を試してみると、問題なく全て刺さりました。

逆に、このリポバッテリー(メス)と変換コネクター(オス)などで接続を試してみると、
こちらも全て刺さりました。

なぜか、充電器の2Pコネクタ(オス)と、このリポの2Pコネクタ(メス)だけ接続できず、
相性最悪な状態です。

試しに同じバッテリーをもう一つ購入しました。
では、差し込みチェック。
結果=こちらも刺さらずww
仕方ないので、バッテリー2Pコネクタを交換することにしました。

2Pコネクタ交換完了。
交換と同時に配線も短くして、バッテリーケース内の窮屈な状況を解消しました。
イーグル トップレーシング 2Pコネクター(メス4pcs) 型番=2711LP-070

充電前に、ちょこっと室内走行。
「なんだ!このパワーはww」
スロットルを握るのが怖いくらいトルクがあります。

「凄いな〜」と思うこと数分でパワーダウン。
「あ、充電切れた」と思ったら、何か様子がおかしいです。
スロットルを握ると、「ウーン」とモーター音が鳴りますが、
タイヤは回っていません。

どこかのギヤが外れた!?
でも、ネジ留めのギヤボックスでギヤが外れることはおかしい。
原因を探るべく、ギヤボックスを分解しました。

一見、おかしな箇所はありません。
少し気になった箇所は、ピニオンギヤです。
モーターシャフトに対して、ピニオンギヤの穴が大きいのか、
はめ込みが緩いような気がします。

真鍮ピニオンがあれば、ガッチリ固定できますが、
11T真鍮ピニオンは見たことが無いため困りました。
今後のモーター交換の予定は無いため、
瞬間接着剤でモーターシャフトとピニオンギヤを固定することにしました。

テスト走行。
問題なく前後します!
やはりモーターシャフトとピニオンの隙間が問題だったようです。

速度チェック
12キロでした。(購入時=10キロ)
速度UPの要因は、
バッテリーをニッケル水素6.0Vからリポ7.4Vに変更したことが大きいです。

基板撮影。
この頃の基板は、良く分からない基板だらけです。
「FETって1個で良いの?2個セットで使用する物じゃないの?」
本当によく分からないです。
これからは、こういう基板が主流になるのかな?

管理人の初のデジプロ化完成!
約3週間の時間をかけ、ようやく完成。
(内訳は、お盆で取り寄せに時間を要したこと&超スローペースで改造してただけw)
デジプロ化の先駆者さん達の改造を参考にして、かなりスムーズに進んだと思います。
(途中、つまらないアクシデントにも遭遇しましたがw)
管理人的には、サーボ周辺のパーツのピックアップが完璧で、かなり満足しています。
(理想は、サーボスティも黒くしたかったですw)

走行して気づいたこと
管理人は速度の微調整をしたくて、デジプロ化をしたのですが、
本来のデジプロ化の能力を活かしきれてないことに気づきました。
デジプロ化をすると、
@ステアの微調整ができる。
A前後進の微調整ができる。
B高回転モーターを搭載することができる。
管理人はBを活かしてないことに気づきました。
まぁ、高回転モーターは邪魔なだけですけどね。

それとギヤ比について。
一応、クローラーというジャンルのトイラジですが、
ギヤ比については、モントラ仕様だと思う。クローラーとしては速すぎ。
クローラーを目指すなら、もう少しローギヤ仕様のトルク重視でも良かったのでは?

なんだかんだ言ってますけど、
いつもとは違う改造だったので、本当に楽しかったです。
デジプロ化の一番の醍醐味は、ホビラジでは珍しいサイズをデジプロ出来ることと思っています。
(ホビラジは1/10サイズが主流、トイラジは1/16〜24サイズが主流だと思っています。)

ただ、デジプロ化しても、同じサイズのホビラジの性能には遠く及びません。
ギヤ比の変更は不可能に近い。その他のパーツ変更も困難。
改造終着点がデジプロ化+α程度なら、
トイラジの数ある改造方法で至高の改造だと思います。

そして、ステア&前後進のON/OFF式からデジプロ化すると、
まったく別物のシャーシに生まれ変わります。
この変化の感動を味わえるのは、デジプロ化した本人のみ!
試行錯誤した結果が報われる瞬間でもあります。
トイラジのそういった所に魅了されてる方も居ると思います。

現状、デジプロ化のパーツが余っているので、
気になる車種を見つけたら、またデジプロ化をしたいと思います。

このデジクロ(デジプロ+クローラーの略)に対しては、
もう少し走行させて、気になる箇所の改造をするか決めます。
購入後の現物合わせになるので、多分失敗するような気がします。

そして、最後までご覧いただき、ありがとうございました。

ラジコン改造工場に戻る