130モーターの種類&基板が焼ける原因

このページでは、「130モーターの種類&基板が焼ける原因」を紹介します。
「130」とは、モーター規格サイズの数値のことです。

ラジコンで有名なタミヤで例えると、
1/10サイズ(約45cm)のRCは「540モーター」を使用します。
タムテックギアでは「370モーター」を使用します。

上記のように、モーターにはモーター規格サイズがあります。
多くのトイラジに「130モーター」が使用されています。
(エアロRC ラジカン カスタマックス カウル リアルドライブ ドリフトパッケージライトなど)

そして、タミヤのミニ四駆も「130モーター」を使用します。
そのため、トイラジとミニ四駆のモーターには互換性があり、流用可能です。


基板が焼ける原因
・まず初めに。
基板が焼けるということは、
基板上にあるトランジスタが焼けるということです。
トランジスタの焼ける原因は、主にトランジスタの容量を上回る消費電流です。
「トランジスタの容量を上回る消費電流→異常な発熱→トランジスタが焼ける」の順序です。
トランジスタが焼けると、トランジスタが賄う動作はできなくなります。
(前進・後進・ステアリングを左や右に切る動作。合計4種類です。)
主に、前進のトランジスタを焼くパターンが多いです。

トランジスタが焼けるパターン
@板ブラシなのに電池3本以上載せるラジコン。
(詳細は、当HP「板ブラシ&カーボンブラシ」をご覧ください。)
3本以上ならカーボンブラシ必須と思ってもらえたら安全です。

A膨大な消費電流。
モーターを交換すると消費電流は増加します。
その他にもギヤ比をハイギヤ仕様に変更する、
傾斜のきつい坂を登るなどでも消費電流は増加します。
その結果、消費電流は基板のトランジスタの容量を上回り、トランジスタが焼けたりします。

B電池の増設。
電池を増設すると、電圧は増加して速度が増します。
しかし、基板設計上、想定外の電圧増加のため、基板が焼ける原因にもなります。
さらに、電池の重量に比例して車体の重量も増加するため、
負荷が増加して消費電流は増します。結果、トランジスタが焼ける原因にもなります。

・トランジスタが焼けた時。
@新しいトランジスタを購入して取り付ければ、基板は直る場合もあります。
ただし、燃え尽きたような丸こげ状態になると、
基板のパターン(基板上の銀色の線)は剥がれ、
復旧困難もしくは二度と復旧できない場合もあります。

A焼ける他にも、トランジスタの容量を上回る消費電流でトランジスタが発熱して、
半田が取れて、トランジスタが取れる場合もあります。
その時は比較的簡単に修理できます。(※基板は無傷の場合です。)
商品名
タミヤ製 トルクチューンモーター
消費電流
1.200mA
適正負荷時の回転数
12.000(rpm)
無負荷時回転数
13.600(rpm)
ブラシのタイプ
板ブラシ
商品名
タミヤ製 アトミックチューンモーター
消費電流
1.300mA
適正負荷時の回転数
13.700(rpm)
無負荷時回転数
15.700(rpm)
板ブラシ
商品名
タミヤ製 レブチューンモーター
消費電流
1.500mA
適正負荷時の回転数
14,300(rpm)
無負荷時回転数
17.600(rpm)
ブラシのタイプ
板ブラシ
商品名
タミヤ製 ハイパーダッシュ2モーター
消費電流
1.600mA
適正負荷時の回転数
17.200(rpm)
無負荷時回転数
19.300(rpm)
ブラシのタイプ
板ブラシ
商品名
タミヤ製 パワーダッシュモーター
消費電流
2.500mA
適正負荷時の回転数
19.900(rpm)
無負荷時回転数
--(rpm)
ブラシのタイプ
カーボンブラシ
商品名
タミヤ製 スプリントダッシュモーター
消費電流
2,800mA
適正負荷時の回転数
20,700(rpm)
無負荷時回転数
--(rpm)
ブラシのタイプ
カーボンブラシ
商品名
タミヤ製 ウルトラダッシュモーター
消費電流
4.000mA
適正負荷時の回転数
24.000(rpm)
無負荷時回転数
--(rpm)
ブラシのタイプ
カーボンブラシ
商品名
タミヤ製 プラズマダッシュモーター
消費電流
4.100mA
適正負荷時の回転数
25.000(rpm)
無負荷時回転数
--(rpm)
ブラシのタイプ
カーボンブラシ
商品名
童友社製 弾丸モーター
消費電流
--mA
適正負荷時の回転数
--(rpm)
無負荷時回転数
39.000(rpm)
ブラシのタイプ
--
商品名
童友社製 闘魂モーター
消費電流
--mA
適正負荷時の回転数
--(rpm)
無負荷時回転数
39.800(rpm)
ブラシのタイプ
--

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