ボディをはずしましす。すると、基盤が見えます。今回は基板の左下にあるトランジスタ4個を交換します。分かりやすいように青い線で囲んでみました。
トランジスタを差し込む基板の穴には、ぞれぞれ記番号があります。まず、記番号から紹介します。
上から
Q9
Q7
Q10
Q6
です。
Q9とQ6のトランジスタには「C2328A Y-H31」と刻印されています。そして、Q7とQ10のトランジスタには「A928A Y-H28」と刻印されています。上記のことより、Q9とQ6、Q7とQ10は同じトランジスタを使用してることがわかります。Q9とQ6のトランジスタの刻印(C2328)を調べると「2SC2328」のトランジスタと推測されます。Q7とQ10は「2SA928」のトランジスタと推測されます。
・ トランジスタの個数について
「なぜ、トランジスタ交換には4個も使用するのか?」と、疑問に思う方がいると思います。4個使用する理由は、前進するのに2個・後進するのに2個、使用するためです。
詳細は、前進に対して、
PNP型トランジスタ1個
NPN型トランジスタ1個
同じように後進に対して、
PNP型トランジスタ1個
NPN型トランジスタ1個
使用します。
そのため、合計4個必要になる訳です。
ちなみに
2SA928=PNP型トランジスタ=Q7とQ10
2SC2328=NPN型トランジスタ=Q9とQ6
そして、前進の役割の基板の記番号はQ6とQ7です。
後進の役割の基板の記番号はQ9とQ10
「2SC2328」と「2SA928」のIcは2Aです。
ICの容量で使用できるモーターの上限が決まります。 |