モーター交換A

瞬足バギーの「モーター交換A」について紹介します。

現状、基板&モーター周辺を改造しても購入時から続く加速の悪さから抜け出せません。
そこで掲示板訪問者のよみさんより、
「消費電流の多いウルトラダッシュやスプリントダッシュから
 消費電流の小さいモーターに交換して様子を見てはいかが?」と、アドバイスを頂きました。

管理人にとって、かなり画期的なアドバイスでした。
管理人の考えでは、大容量トランジスタ搭載車両にモーターデチューンはありえないです。
電力不足なら、さらに基板を改良し抵抗を減らすことしか考えていませんでした。

今回の改造は結果の速度より「どう変化するのか?」が、
今後の改造の方向性を決める重要な要素になると思います。

で、モーターデチューンですが、
最低でもカーボンブラシは必須なのでミニ四駆モーターは使用不可能です。
ミニ四駆モーターでカーボン搭載の一番遅いモーターはパワーダッシュです。
しかし、パワーダッシュと現搭載のスプリントダッシュに大きな差はありません。
そのため、使用不可能となります。そうなると、ミニッツのVモーターしかありませんね。

モーター交換前に
コンテンツ7終了後に撮影した動画をご覧ください。
状態
電池=エネループ 
基板上部カバーのネジを締めていないため、ステア操作不能です。
中間の遅くなってる原因は管理人がちょこちょこ操作しかしていないためです。
そのため、最初と最後の動画のみご覧ください。出だしの遅さが気になってます。

今回交換するモーターはこちら、
京商 X-SPEED ミニッツモーターV 型番=MZW8V」通称=Vモーター

ミニッツでは、
MR-03のVモーターやAWDのVモーターなどありますが、
モーターの性能は同じだと思います。
違いはポリスイッチの有無やポリスイッチの容量だけのはずです。
なのでVモーターなら何でも良いと思います。
どうせ、ポリスイッチ・配線・ノイズキラーコンザンサーは使用しません。
付け加えると、Vモーターは今までの改造経験から判断すると、
ミニ四駆のアトミックチューンモータークラスの速さだと思います。(多分)

交換完了!
ノイズキラーコンザンサーを外す時、
半田こてでモーターのステッカーを少し焼いてしまったようです。
「あ〜、なんか汚いな〜。(悲)」

この機会に前々から気になっていたギヤ比も調べます。
ピニオンギヤ 9T
中間ギヤ(ピニオン側) 30T
中間ギヤ(スパー側) 11T
スパーギヤ 31T
計算すると、
(9:30)×(11:31)=1:X
99:930=1:X
99X=930
X=9.39
ギヤ比1:9.39です。 
これって、ハイギヤ仕様すぎませんか?
3セル&後輪45mmタイヤホイールシャーシですよ・・。

気を取り直してテスト走行!
「おぉ!?ちょっと速くなったような!?
   何回試しても、やっぱり若干速くなってる!」 ちょっと動画で確認しよう。

先ほど紹介した動画と比較すると、
前進時のみちょっと速くなっています。後進は変化なしのように見えます。
電池は前回撮影時からそのままなので充電してません。
ということは、やっぱり速くなったという証拠ですね。


今回の改造で学んだこと。
従来ならトランジスタのICに併せてモーターを選択してきました。
そして、なんの問題もなく成功を収めてきました。
そのため「大容量トランジスタ搭載車両=高回転モーター搭載」は
常識であるという固定観念が生まれていました。
しかし、よみさんからのアドバイスで
「電力に併せてモーター選択。そして速度UPを狙う。」考えで、
ICも重要だけど電力も重要ということを痛感しました。
低回転モーターで速度UPを果たしたのは今回が初めてです。

トイラジの改造って、本当に創意工夫が必須ですよね〜。
トイラジと言えば、
改造パーツが販売されていないのが普通なので
自身で考え自身で改造・実行することが大切ですよね。
例えば、半田こてを使用して、トランジスタやモーターの交換。
半田作業では「半田が取れん!」とか「半田載らない」とかで格闘しつつ、
作業完了しても「正常に動作するのかな?」や「ICの容量は足りているのかな?」など、
期待と不安の交錯する感覚がさらに改造気分を醸し出してくれます。
そして、改造成功後の達成感は格別です。トイラジの改造は最高に楽しいです!
トイラジ最高!!失敗したら最低ーーー!!!!な気分。orz(笑)


そうだそうだ、忘れてた!
速度チェーーク!

25キロです。
測定の仕方=測定器よりシャーシの方が大きいため、片輪のみ載せて測定。
まだ、スピードチェッカーと実走行の差がある感じです。
ギヤ比1:9.39と後輪45mmタイヤホイールなら、4セル仕様の方が合ってるような気がします。

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