ノーマルサーボセイバー強化(ガタ対策)

「ノーマルサーボセイバー強化(ガタ対策)」について紹介します。

この頃、直進性が異常です。
直進の操作をしているにも関わらず、かなり右側に曲がって行きます。
そのため、プロポのステアリングトリムで左側に調整しましたが、
正常に直進できるのは調整直後の数秒のみで、
その後はトリムの調整に比例して左側に曲がって行きます。
なので、今度は右側に調整をやり直すと、直進するのは調整直後の数秒のみで、
その後は右の調整に比例して、右側に曲がって行きます。

上記のようにステアリングの異常時には
サーボセイバーのリングが折れていることが多いので確認しましたが折れてませんでした。
次は、幾度となくぶつけた衝撃で
ステアリング周辺(サーボセイバー〜タイヤまで)が
渋くなっていないか確認しましたが問題なし。
次はサーボ自体を疑いました。
サーボ内部のサーボギヤが折れている感じもしないので問題なし。

「問題はどこ?」と考えていた時、新たな発見をしました。
プロポで少しステアを切っても、シャーシ側では全くステアが切れていない状態でした。
ある一定以上ステアを切ると、ようやくシャーシ側もステアが切れ始めるようです。
指でサーボセイバーのリングを開口しようとすると、めっちゃ開きます。
「ステアの切れない原因はこれだ!」と思いました。
プロポでステアを切る→サーボセイバーのリング開口→
開口に比例してステアの舵角が吸収→
よって、シャーシ側に舵角が伝わらないと推測しました。

サーボセイバーリングの通常の開き具合が不明のため、
上記の推測は正しいのか分かりませんが、念のためサーボセイバーを新品に交換しました。
タミヤ製 TT-01 P部品(サーボホーン) 型番=SP.1005

そして、サーボセイバーリングの開き具合がステアリングのガタに比例するなら、
「サーボセイバーのリングを開かなくしたら良いのでは?」と思い、
調べると良い情報を発見しました。

その方法はノーマルサーボセイバーに
ハイトルクサーボセイバーのリングを被せるというお手軽な方法でした。
ステアリングのガタを取ることで、
・直進性の向上
・ステアリングのダイレクト感向上
というメリットがあります。

タミヤ製 ハイトルクサーボセイバー(ブラック) 型番=SP.1000」購入。

色々なパーツがありますが、
使用するのはハイトルクサーボセイバーの黒いリングのみ!

そして、ノーマルサーボセイバーの外側に黒いリングを被せると作業は終了。
黒いリングを被せることにより、ノーマルサーボセイバーはがっちり固定されます。
これにより、ノーマルサーボセイバー単品時のようなリングの開口はなくなり、
ガタが減少します。これは期待できそうです。

強化版サーボセイバーをシャーシに組み込むとこんな感じになります。
ただし、この改造には弱点があります。
クラッシュ時の衝撃はサーボセイバーリングで吸収されずサーボ本体まで伝わります。
そのためサーボ故障率が増加します。
現在サーボは「フタバ製 S9551 デジタルサーボ」を搭載していますが、
サーボ故障率を見極めるまでS9551を搭載する気になれません。
なので、サーボはS9551→「Towardpro製 MG956R」に戻しました。


バッテリー1パック走行してきました。
「サーボセイバー交換&黒リング被せ」により、
きっちり直進するようになり、快適な走行を取り戻しました。
今回の走行では大きなクラッシュはなかったのでサーボの故障率は不明のままです。
また何かあれば後日記載したいと思います。

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