ボディ作成@(カット&塗装)

「ボディ作成@(カット&塗装)」について紹介します。

まず、ボディ作成前にボディポストを交換します。
交換理由は元々シャーシに付いてるボディポストでは短かいためです。
「次に購入するボディに対して、現状のボディポストで長さは足りるのか?」と思ったら、
タミヤのサポートセンターで聞くのが一番です。互換性について、丁寧に教えてもらえます。

管理人の場合、「ボディポストの長さが足りない」と教えて頂いたため、
タミヤ製 TT-01 B部品(サスアーム) 型番=SP.1003」を購入。
この1袋の中にシャーシ1台分のボディポストが入っています。

ボディポスト交換完了。
これでシャーシ側の準備は完了です。次はボディを購入します。

購入したボディは
タミヤ製 1/10RC スバル インプレッサ
 WRC モンテカルロ’07 スペアボディ 型番=SP.1289
」です。
インプはかっこいいし、価格も控え目なので最高です!
開封すると中身はこんな感じです。
ヘッドライトのリフレクターとリアのリフレクター付きは魅力的ですね〜。
LED取り付け箇所は、
フロント=3mm×2個 5mm×4個
リア   =3mm×6個 5mm×2個

ボディ作成のために下記の工具も揃えました。
・「タミヤ製 モデラーズナイフ 型番=ITEM74040
ボディの淵をカットします。普通のカッターより数段切れ味が良いです。

・「オルファ製 ラチェットコンパスカッター 品番=189B
ホイールアーチを丸く切り取ります。

・「タミヤ製 ポータブルツールセット(穴あけ用) 型番=ITEM74057
ボディポストの穴を開けます。
他メーカーでは「ボデイリーマー」という商品で販売されています。

左=ドリル 中央=リーマー 右=プラスドライバー
ポータブルツールセットの中身です。

まず、ボディポストの穴を開けます。
ボデイにはボディポスト用の窪みがあります。
ドリルで窪みに穴を開け、リーマーで直径6mmになるまで広げます。
穴あけ直後は保護フィルムがあるため、見た目は悪いです。

他メーカーのボディリーマーは「簡単綺麗!」と謳っているみたいですが、
タミヤのリーマーは「簡単?綺麗?」とは、ちょっと思えないです。
もう少し切れ味が良いとそう思えるのですが・・・。

さて、次はボデイカットラインが目立つように黒のマジックでカットラインをなぞります。
ボデイは購入時の状態で外側のみ保護フィルムが貼られています。
そのため、マジックがはみ出しても問題ありません。が、
管理人の場合、はみ出しすぎ!ホイールアーチがガタガタ。

次はボディ切り取り。
タミヤ製 モデラーズナイフ 型番=ITEM74040」を用いて、マジックで書いたカットラインをトレースします。(ホイールアーチは除く)この時、完全に切らなくても構いません。サイドの直線は物差しを使用すると、とても綺麗にカットできます。

次はホイールアーチのカットですが、
その前にボデイをシャーシに被せ、ボディの取り付け位置を完全に決めます。

そして、ホイールの中心点をマジックでチェック。

オルファ製 ラチェットコンパスカッター 品番=189B」でホイールアーチを丸くカット。
良く考えると、コンパスカッターを使用するので
ホイールアーチをマジックでなぞる必要はなかったですね。
これでボディの全ての箇所に切れ目が入ったので、
板チョコの要領で「パキッ」と割り、割った箇所からボディと淵を裂いていきます。
切れ目が浅かった場合、もう一度モデラーズナイフを通します。無理に裂いてはいけません。
裂き終わった後、ボデイのバリが気になるようでしたら、
タミヤ製 フィニッシングペーパー 細目セット ITEM87010」がお勧めです。
400番を使用すると、バリを簡単に除去できます。600番でも良いかも!?

次は洗浄。
中性洗剤でボディ裏側の油分とボディ切り取り時に発生したカスを洗い流します。

次はマスキング。
ボディ乾燥後、マスキングカットラインに合わせ、マスキングテープを切り取り、
何度も貼り付け位置を確認した後、ボディに貼り付けました。
その後、ボディポストやサイドミラー取り付け穴を
セロハンテープでボディ外側より貼り付けて穴を塞ぎます。

想像してください。
左手にボディ、右手にスプレーの状態で噴射すると、どうなるか?
ボディの穴を通過した塗料が左手・左腕に直撃。
そして、左手・左腕はスプレー色に染まる!?
ということになっても困るので穴を塞ぎました。
※なお、これは管理人の空想です。
穴が開いた状態でスプレーを噴射したことがないので実際にどうなるか知りません。

では、塗装に移ります。
購入したスプレーは「タミヤ製 メタリックブルー 型番=PS-16
(この色はインプレッサWRC07モンテカルロの標準カラーです。)

スプレーを吹く日の天気はもちろん晴れです。
(雨など湿気の多い日は、塗装面が白く曇ることがあるらしいです。)
スプレー缶を温めます。
管理人は50℃のお湯の漬けて温めました。温める容器は使い捨ての紙カップを使用。
温めると、スプレー缶内のガス圧が高まるので、勢いよく噴射することができます。
温めた後はスプレー缶をよく振ってスプレー開始。
スプレーは塗料が垂れないよう注意しながら3回に分けて塗りました。
垂れることなく綺麗に塗れました。

そして1日間乾燥。

1缶全て使用したにも関わらず透けています。
室内でこの透過率なので太陽の下に行くともっと透けると思います。
なので、裏打ちすることにしました。

裏打ち用に購入したスプレーは「タミヤ製 ガンメタル 型番=PS-23」です。
裏打ちと言えば、白・シルバー・黒の3種類が定番ですが、
現状より濃くしたかったので黒が良いとも思いましたが、
黒の裏打ち(ボディ裏側の見た目)が好みでないため、ガンメタルにしました。
この選択により、どのような結果になるか不明ですが試します。

ガンメタで裏打ちすると、こんな感じです。

ガンメタで裏打ちすると透けません。
ブルーも程よく濃くなりました。

保護フィルムとマスキングテープを外します。
保護フィルムは爪で捲るより、セロハンテープを利用をすると簡単に捲れます。

デカール取り付け準備。
まず、従来にやり方を述べます。
台紙からデカールをめくり、ボディに貼り付けるだけです。

今から述べるやり方は
管理人の貼り方であって、従来の貼り方とは違いますことをご了承ください。
用意した物はキッチン用洗剤と霧吹きスプレーです。
洗剤は水に対して3〜5%位で調合。これで準備完了。
※従来の貼り方の場合、洗剤水は必要ありません。

デカールの貼付け開始。
デカール取り付け面(ボディ)とデカール粘着側にしっかりスプレー。
洗剤水の量は洗剤水が垂れ位がおすすめです。
そして、デカールをボディに貼り付けます。
もしデカールが位置が少しずれたとしても、洗剤水のおかげでデカールは滑ります。
なので、デカールを正しい位置まで滑らすことができます。
剥がして貼り付けを繰り返すとデカールは痛みますので、あくまで滑らすイメージです。
そして、デカールを正しい位置に設置できたら、デカール&ボディ間の洗剤水を抜きます。
指でデカールの上から軽くなぞると簡単に洗剤水は抜けます。
グリルなどの少し奥に入ってるような箇所のデカールは
食器洗い用のスポンジを利用すると洗剤水が抜けやすくなります。
「洗剤水を使用することにより、粘着力がなくなるのでは?」と思うかもしれませんが、
剥がして貼り付けなどを繰り返さなければ問題ありません。
ただし、この作業中は洗剤水の影響で一時的に粘着力が大幅に落ちます。
そのため、デカールを直角に曲げて貼り付けする場合などは、
粘着力が足りないので貼ることができません。
この場合は洗剤水なしの普通の貼り方を推奨します。

洗剤の量について。
「洗剤は水に対して3〜5%位で調合。」と記載しましたが、
もう少し詳細を述べると、デカールが滑る位の分量ということです。
洗剤が少量だと、デカールは滑りません。なので、少し洗剤を足してください。
洗剤を少しずつ足していき、
「デカールが滑る&洗剤はなるべく少量」を目指してください。
理想的な洗剤水ができるまではデカールの切れ端などで利用して、
洗剤の濃度を確認することをおすすめします。
ちなみに、洗剤が多すぎた場合の経験はないため、この場合はどうなるか不明です。
※なお、この作業は風呂場でおこなったので画像はありません。

最後にヘッドライト&テールランプのリフレクター取り付け。
サイドミラーも取り付け。

そして完成。
デカール最小限&リアウイング無し仕様です。

ボディ作成はとても時間を要します。
ですが、ボディが完成すると達成感があるので、ボディ作成はかなり楽しいです。

ちなみにタイヤホイールのツラの具合はこんな感じです。

ホイールは 「タミヤ製 エンツォフェラーリホイール4本 (オフセット+4) SP.976
タイヤは26mmタイヤです。ハブは6mmです。

ここからは、後日追記です。
ボディポストの棒の長さが気になります。
しかし、自身で切るとガタガタになりそうなので、施工に対して躊躇してました。
「どうしようかな〜」と思っていると、良い物を発見しました。

ABCホビー製 先っちょカッター No.69074」です。
これを利用するとボディポストの棒を綺麗に切断できます。
説明書  

簡単に綺麗に切れます。

切断箇所は角ばってますので、
先っちょカッターのもう1つの機能(面取り)で少し丸くしました。

完成!
フロントの長さは最短で、リアは持ちやすさも考慮して少し長め。
さらに後日追記。
タミヤではなく、他社製のボディリーマーが気になってきたので購入してみました。
購入したのは「イーグル製 ボディーリーマー G1 α シルバー型番=3076-SI」です。

これの特長はメモリー付きという点です。

ボディの余った切れ端で切れ味を試してみました。
タミヤ製より遥かに良い切れ味です。穴を開ける時間も半分(2分位)で済みます。
これはいい!おすすめします!!

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